宿題というと先に終わらせておいた方が楽なので、穴埋め問題などはさっさと片づけてしまうのは好きだった。
しかし、植物の観察とか毎日の天気の記録とか、どうしてもその日一日で仕上げられない宿題もあった。
先生は何故あのような試練を課すのであろう。一日で終わらせないテクニックをわざと盛り込んでくるのか。
読書感想文なる宿題も定番であった。
これが一番時間がかかる。
まず本を読まなければ感想文が書けないからである。
だから本を用意することが先なのであるが、何の本を読むかを決定するのがまた一つの作業である。
課題図書なるものもあるが、みんなと同じでいいのだろうかとも思うし、それなりのレベルを求められている気がするし。
最近は読書感想文があっという間に書ける技も研究?されているようで、それ専用の本も書店で見かけた。
それを使うにしても、いろいろと頭を使うことになる面倒な宿題のひとつではあった。
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